健康な心と体を育む学校給食。子供たちの大好きな給食用食品をご紹介します。  
 
 
     
 コンニャクとは、サトイモ科の夏緑多年草植物であるコンニャク芋の球茎から製造される食品をいいます。原産地はインドシナ半島付近とされており、東南アジア大陸部に広く分布しています。その形から、現地では「象の足」という異名も。古くから栽培されているコンニャクイモですが、ちょっと傷がついただけでも病気になってしまう、とても弱く長年の経験が必要とされる植物でした。そのため、昔は「運玉」とも呼ばれていたそうです。栽培法が確立されたのは、昭和の中頃だというのですから、そう昔のことではありません。

 生のコンニャクイモはエグミが強く、そのまま茹でたり、焼くだけでは食べれません。この「エグミ」はシュウ酸やフェノール誘導体といったもので、灰汁をもって取り除きます。最近では原料の段階から取り除く技術が導入されており、下ごしらえ不要のコンニャクも数多く出回っています。一般に言うコンニャク食品とは、コンニャクイモに含まれるコンニャクマンナンを凝固させたものですが、ほとんどが水分からできております。このコンニャクマンナンとは多糖類の一種で、ヒトの消化器官ではほとんど消化されることがないものです。こんにゃく独特の強い弾力は、このコンニャクマンナンが変化したものです。

 食物繊維が豊富なこんにゃくは、昔から「おなかの砂おろし」「胃のほうき」などと呼ばれています。善玉菌の良いエサになり悪玉菌が増えるのを抑え、有害物質を吸着して便とともに体外に排出します。まさに便秘を解消し、おなかすっきり!また、適度な弾力性と歯ごたえが、咀嚼を増やし、ほどよい満腹感をもたらしてくれます。カルシウムも含んでおり、魚や牛乳に含まれているカルシウムは酸に溶けやすく体内に吸収しづらいですが、こんにゃくに含まれるカルシウムは体内に吸収されやすく、不足しがちな日本人には適しています。

 昔から女性にはダイエットの強い味方として名をはせてきたこんにゃく。板状から細長い白滝、そしてコメ粒状のものまで料理に合わせていろいろな形に加工されていますから、他の食材と一緒に、普段の食生活に取り入れたいですね。

 
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