この炊き込みご飯の始まりは、まだ米の収穫が十分でなかった頃、米を節約するためにいろいろな具を混ぜて食していたことからでした。奈良時代の「かて飯」と呼ばれる粟や麦、ひえなどを混ぜ込んだものがルーツと言われています。室町時代にはこの「かて飯」が米料理の一つとしてもてはやされるようになり、麦や栗、豆、野菜などを入れた「変わり飯」と呼ばれるものに。江戸時代になると「とり飯」や「かき飯」、「竹の子飯」などといった味や季節感、また地域の特色を楽しむ料理として次第に種類も増えていきました。
おいしい炊き込みごはんを作るポイントとしては、調味料を使うときは米を十分に吸水させた後、炊く直前に加えます。また、標準的な水加減は調味料も含めて米の体積の10%ほどとなっています。入れる食材も固いものは最初から、柔らかいものは蒸らす直前など、投入するタイミングも具材に合わせるとさらにいいでしょう。季節を感じさせるご飯料理として、春には竹の子や山菜、夏には枝豆、秋には栗やきのこ、冬にはさつまいもなどを使って、季節折々の食材を楽しむことのできる料理です。
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