健康な心と体を育む学校給食。子供たちの大好きな給食用食品をご紹介します。  
 
 
     
 まっ黒な皮に包まれた黒豆は、大豆の仲間であり、正式名は「黒大豆」と言います。原産国である中国では、古くから病気の治療等に用いられていたことが伝えられ、漢方薬としても使われています。

 黒豆の特徴ともいえる黒い皮。その黒さの源になっているのはポリフェノールの一種である「アントシアニン」と呼ばれる色素です。人は酸素なしでは生きられませんが、呼吸をする際に取り込む活性酸素が多すぎると、これらによって細胞を傷つけられ、病気をを引き起こす原因にもなります。ポリフェノールはこの活性酸素を取り除く働きをもつ抗酸化物質として、血液をサラサラにしたり、体脂肪をつきにくくしたりと生活習慣病の予防につながる働きをすると言われています。また、視力向上をはかる「ロドプシン」の生産能力を高める働きや美肌効果もあると、アントシアニンは世の女性にとってまさに心強い味方。さらには、「畑の牛肉」とも言われる大豆本来の栄養も高く、イソフラボンやレシチン、大豆タンパク質、食物繊維、サポニンなどの栄養素がいっぱいです。

 通常、豆は煮込んでから使いますが、煮込んだ後の煮汁には皮の成分が多く溶け込んでいますので、捨てるにはあまりにももったいない代物。お湯を加えて、またはそのままで飲むのも良いですね。常備食として、長時間炒った黒豆などを置いておくと、好きなときにポリポリ食べたり、ご飯と一緒に炊き込んだりと手軽に栄養がとれます。

 ところで、お正月のおせち料理に「煮豆」は欠かせないものですが、古い釘と一緒に煮ると「つやつやとした黒豆に仕上がる」といわれているのはご存知ですか?これはアントシアニンが鉄と反応して「アントシアニン鉄」という色素を作りだし、さらに黒光りさせるからです。近年、黒豆の栄養に注目した加工食品がたくさん出回っていますので、好みや食卓に合せて活用するのも賢い使い方といえますね。

 
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