健康な心と体を育む学校給食。子供たちの大好きな給食用食品をご紹介します。  
 
 
     
 日頃、皆さんが何気なく食べているたまねぎ。さて、これは、根・茎・葉のどれにあたるか知っていますか?答えは「葉」です。真ん中の「葉鞘」と呼ばれるものが、厚みを増して重なりあい、丸いころんとした形になっていくのです。別名、魚のうろこに似ていることから「鱗葉」とも呼ばれています。

 たまねぎはどんな料理にも使えることから、お台所では欠かせない存在ですね。ずっと昔から食されているように思えますが、今のように需要が高まったのは実は明治時代からなのです。本当は江戸時代に南蛮船によって長崎に伝えられましたが、その当時はねぎが主流で、あまり普及しませんでした。ところが明治に入り、関西地方でコレラが発生した時、「たまねぎはコレラに効き目がある」という噂が広がり、急激に売れ始めたのです。そして今では、大根やキャベツについでの人気者。どんな料理にも使える万能野菜として、今ではほとんどの台所の常連さんです。

 とはいっても、日本ではまだ入ってきたばかりの新人さん。ですが国外では、古代エジプト・メソポタミア文明期にはすでに栽培されており、ピラミッド建設の給料として、また過酷な労働に耐える強壮剤としてにんにくと共に支給されていました。また、西洋料理では「西洋のかつをぶし」として重宝されていました。

 たまねぎは、普段よくスーパーでみかける「黄たまねぎ」から「白たまねぎ」「赤たまねぎ」「ペコロス」「エシャロット」などなど…たくさんの種類があります。ちなみに、日本で売られている「エシャロット」は早どりのらっきょうのことです。これは、青果市場で「エシャレット」と呼んだことからなのだそうです。

 玉ねぎには、血液をさらさらにしたり、便秘や脂肪の吸収を抑制したりと栄養もたっぷりです。また、芽も食べられますので、お味噌汁や薬味にして召し上がってみてはいかがでしょうか。
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