健康な心と体を育む学校給食。子供たちの大好きな給食用食品をご紹介します。  
 
 
     
 厳しい寒さが過ぎ、暖かい日差しとともに開花する桜。年に一回、そのほんのりと頬を染めるようにピンクに色づいた桜は、見る者の心を和ませる不思議な魅力を持つ、昔から日本人に愛されている花です。そのせいか、桜が咲き始めると、その下にはたくさんの人々が集まり宴を楽しみます。

 「さくら」という名前は、「咲く」に複数を意味する「ら」をつけて、また春に里にやってくる稲(サ)の神様が憑依する座(クラ)だから「さくら」というようになった、などと言われています。一口に桜と言っても、その種類はヤマザクラ、オオシマザクラなど9種を元に、変種を合わせると100以上はあり、沖縄には「カンヒザクラ」と呼ばれる野生種が一種類だけあります。鑑賞するだけではなく食べることもでき、桜の花びらや葉を塩漬にして使う和菓子や祝いの席で飲まれる「桜湯」など、身近な場所で見かけますね。

 日本には「桜の名所」と呼ばれる場所がいくつもあり、毎年様々なメディアによって紹介されていますが、日本だけではなく外国にも桜を観賞できる場所はあります。とりわけ有名なのが、アメリカはワシントンのポトマック河畔にある桜並木です。実はこの桜、明治時代に当時の尾崎行雄市長が友好の印としてプレゼントしたものでした。残念ながら送った苗木には害虫が無数についており、病気に侵されていたために焼却せざるをえませんでしたが、その後、新たに元気な苗木を送り、今では毎年「桜祭り」が開催されるほどの賑わいを見せています。

 気になる桜の開花には、気象庁が「桜の開花予想日(桜前線)」といった発表をしますが、これは、各地域の特定の木の桜が4〜5輪ほころび始めたら開花宣言を出します。テレビでも、この時期になると気象庁の方の監察する姿が目につくようになります。一本の桜でも、えもいわれぬ美しさと優雅さを持っていますが、道の両端にずらっと並んでいる姿には、圧倒されてしまいます。年に一度だからこそ、なんともいえない感既深さがあるのかも知れませんね。

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