健康な心と体を育む学校給食。子供たちの大好きな給食用食品をご紹介します。  
 
 
     
 ♪ 明かりをつけましよ ぼんぼりに
    お花をあげましょ 桃の花
    五人ばやしの 笛太鼓
    今日はたのしい ひな祭り

 3月になると聞こえてくるお馴染みの「うれしいひなまつり」。着飾った女の子の可愛らしさに自然に笑みが浮かびますね。雛祭りは、女の子の健やかな健康を祈って行われる行事です。これは、紙で作った人形で体をなでて穢れを流す「流し雛」という風習と、「ひいな遊び」と呼ばれる人形遊びが結び付き、発展していったものと言われています。生まれてから初めての節句を「初節句」といい、嫁方のご両親が雛人形を送ります。グレゴリオ暦(新暦)では3月3日ですが、改歴前は今でいえば4月にあたり、桃の花が咲く季節になるため「桃の節句」とも呼ばれます。

 雛人形といえばご家庭に合わせて多種多様にありますが、7段といった大きなものが広く知られていますね。一番上の段には内裏雛(男雛・女雛)、二段目には宮仕えの三人官女、三段目には能の囃子方を模している五人囃子、四段目には左大臣と右大臣、五段目には三仕丁、六段目には鏡台や茶道具などの嫁入り道具、そして最後の7段目には重箱・駕籠・御所車が飾られます。一度よ〜くご覧になってみてください。三人官女では眉がない既婚者と眉がある未婚者、三仕丁は怒り・笑い・泣きを表現しているなど、それぞれの雛が老若男女、喜怒哀楽を示しています。

 この日の食べ物としては桃花酒(今は白酒が多く用いられています)や草餅、菱餅、そして蛤をいただきます。桃花酒は飲めば病を除き長生きするといわれ、草餅は母子草が用いられていましたが今ではよもぎとかわり、その香りが邪気を払うとされています。菱餅と言えば三色ですが、紅は生命、白は雪の大地、緑は自然を表し、自然のエネルギーを授かるという意味があります。蛤は、決して片割れの殻以外とは合わないことから女性の貞節を表しており、お吸い物としていただきます。

 雛人形やこの日に食されるとする食べ物には、ここで述べた以上に様々な意味が込められています。幼い子供を心配し、健康に成長してほしいという親の願いが古来から伝わってくるようですね。
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